雨の埼スタで開催されたFC東京との試合。
浦和レッズがFC東京に逆転勝利でした!
トータルスコア→ 浦和レッズ 3 – 2 FC東京
試合内容について詳しく言えるほど知識もないので、個人的にとても良い動きをしていたと感じた大久保選手に対して、自分の思いを書き綴っていく。
縦関係にある石原選手など、周囲の選手にどう動いて欲しいのかをよくコミュニケーションとっているようにも見えた。
ドリブル突破に対する警戒感が高いのを利用して、相手ディフェンダーを複数人引きつけて味方へパスを出す。縦突破に拘らず、カットインして斜めにスルーパス。球離れがよくなったように感じられた。これは本人のコンディションが戻ってきたり、周囲との連携の中で自身のやるべきことが明確になったりしたからなのかな。
また、足元で受けるだけでなく、裏に飛び出す動きも頻繁にやっていた。もっとも、裏への抜け出しは前スコルジャ政権の時からやっていたんだけど、周りの選手が裏へ蹴る意識を持つようになったから攻撃につながるようになったのかもしれない。
僕は以前から大久保選手のことを高く評価している。
ドリブルはもちろんなんだけど、圧倒的に人間性の部分を評価している。
会ったことも話したこともないので、あくまでピッチ上での彼の振る舞いや各種インタビュー記事から感じた印象でしかないんだけどね。
ドリブラーだから悪質なファールを受けることも多いのに、ほとんど感情的にならない。昨年の鹿島戦で柴崎に後方からスライディングされてケガをした時には、流石に物を叩きつけるほど感情を顕にしていたけど、本当にそれが初めてなんじゃないかな?ってくらい彼は常に冷静。
納得できない判定であっても、淡々と切り替えていけるのは、自分のコントロールできる範囲、影響力の輪の境界線を正確に認識できているからだろう。達観していると言ってもいいかもしれない。
高校生の時に「嫌われる勇気」を読んだと語っていた(https://4years.asahi.com/article/14877686)。なるほど、だからか!と思った。
これを高校生で読んで実践できる時点で相当精神的に立派だよ。
試合中も常に自分に矢印を向けているように見受けられるんだよな。
その姿を見ているとどうしても、「彼に比べて自分は…。サッカーに限らず、仕事でもプライベートでも、こうは振る舞えてないよなぁ…。」
って感じてしまう。
サッカー選手の試合中の振る舞いを見て、我が振りを恥じるというね…笑。
彼は数字として見える形での結果が出せないとサポーターに認めてもらえない、というニュアンスのことを度々口にしているように思う。
頑張っているのに叩かれる悔しさ、課題があるのは理解しているけど良い部分もあったでしょ?と言いたいけど言えない苦しさ。
僕はむしろ、ゴールやアシストといった分かりやすい数字でしか評価できない人達の方に問題があると思っている。
サッカーの大事な要素ではあるんだけど、それだけじゃない。チームスポーツなんだから、色々な貢献の形があるし、自分一人ではどうしようもないものもある(アシストとかは特にそうだよね)。
でも浦和レッズのファンサポーターには、応援の熱量だけでなく、サッカーを見る目においてももっと高いレベルにいって欲しいんだ。
他サポとは一線を画すくらいのレベルに。
ネット上では、彼がメンバーに名を連ねるだけで誹謗中傷罵詈雑言を吐く輩が目立つ。
発言している本人は批判のつもりなのかもしれないけど、単なる誹謗中傷だよ。
その点、FC東京戦の後には多くのレッズサポーターが大久保のことを高く評価してくれていたようで、とても嬉しかったな。
本人はまだまだ満足しておらず、焦りも感じているようだけど、慌てずこれを続けていけばきっと報われるよ。
日々やるべきことを淡々と積み上げて、試合に臨んでほしい。
僕に言われるまでもなくやってるだろうけど。
というか、僕が彼を見習ってきちんとしないといけないな。笑
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